2023年10月1日 知っておきたい!『誘導区域』とは?

あなたのまちには、居住誘導区域と都市機能誘導区域が存在しますか?何より、聞き慣れない区域名称なので、人ごとかもしれませんが、実は、日本が人口減少化だからこそ、8年も前に定められた法律なのです。

 

居住誘導区域とは

まちの中に、あえて居住を誘導する区域を指定します。

既に生活している自宅が、どんな地域に入っているかは、関心を持たなければそもそも分かりません。

もし、あなたが住んでいる場所が、居住を誘導する区域外だとすると、今後も居住を誘導しない区域で生活し続けることになります。

今後どんなことが起こると思いますか?

 

コンパクトシティ構想

人が住み続ける場所を、法律上選定して、より便利で効率のよいまちづくりのベースになるのが、コンパクトシティ構想です。

特にライフライン(上水道管、下水道管、ガス管、送電線)の整備は、人が生活する上で当然必要な設備ですが、広い地域に広がっているより、まとまった地域で整備したほうが良いのは、当然ですね。

さらに、役所、病院、買物施設なども同様で、これらを整備する区域を都市機能誘導区域といい、生活するのに必要な機能を集中させることが、コンパクトシティ構想の狙いです。

 

都市機能誘導区域

居住誘導区域内の更に中心部に都市機能誘導区域を指定して、分散していた、行政窓口や病院、買物施設を誘導させていくことになります。

人口増の時代は、生活ができそうな場所であれば、どんな場所にでも、住宅を建てていましたが、人口減の今は、その真逆です。

私は、日頃、不動産取引業務おこなっているので、土地の価値を決めるのは、その場所に住みたいという需要が高いほど価値が高くなると思ってしまう『さが』かもしれませんが、事実ではあると思いますので、皆様の自宅についても、この機会に調べてみて下さい。

 

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一般社団法人 かながわFP生活相談センター(KFSC)  志村 孝次

 

専門分野: 

不動産相続・事業承継、ライフプラン、収益不動産運用 

主な資格: 

AFP、宅地建物取引士、2級建築士、不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士・不動産有効活用専門士)、木材劣化診断士、投資不動産取引士、事業承継スペシャリスト

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