2017年12月18日 満足する自宅にめぐり合うためには

 

◆自宅を探すのに100件見学しました
私たち夫婦は、いま住んでいる自宅を買い求めるにあたり、物件を100軒、見学しました。その結果見つけた我が家に対して、かなり高いレベルで満足感を感じています。その実践に基づいて紹介させていただきます。

 

◆イメージが大切
家探しでは、どのような家に住みたいのかのイメージを持つことが大切です。
例えば、駅から10分前後の徒歩圏、土地の坪数は50坪、間取りは、収納は、学校、商店街、医者が近くにあるか、そして、何よりも、それらの条件とともに、購入できる範囲の金額に収まっているかなどです。住宅ローンの資金計画も大事です。ただ、正直なところ、どの物件なら良しとするか、漠然としたイメージはあっても、具体的にイメージを持てるかというと、多くの方はそうではないでしょう。複数の条件すべてを満たす物件は、なかなかないので、どの条件を優先するかに悩むわけです。

 

◆数をこなし選択眼を肥やす
ですから、自分の目で、いろいろな物件を見るということが大切になってくるのです。選択眼を肥やすということです。住宅は、生涯で最も高い買い物です。サラリーマンの生涯給与の3割程度以上となる場合もあります。それだけ大きな、一生に一度の支出なのですから、満足できるかどうかが大切であり、それ故に、選択眼を肥やすことを重要視していただきたいのです。

 

◆選択眼が肥えると勘がするどくなる
時間を要しますし、簡単なことではないのですが、夫婦で、あるいは、両親の助けも借りながら、一軒でも多い家を探すということを実践できたなら、家への選定眼は確実に肥えてきます。そして、いろいろな家を見学する過程で、自分の家に対するイメージが、どんどん明確なものになってきて、実際のところ、自分たちはどのような家が欲しいのだろうかということが、はっきりしてくるのです。そして、最後は良い家、欲しい家への勘がするどく働くようになってきます。

 

◆めぐりあう
選択眼を肥やすということが大切なので、100軒絶対見なければいけないということではないのですが、これは、目安として考えておいていただいて、実践に移し、数十件の物件を見ていく過程で、自分たちの欲しい物件に巡り合えるチャンスを逃さないようにしていただきたいと思います。

 

 

一般社団法人 かながわFP生活相談センター(KFSC)   奥田 健一  CFP(R)

KFSCは神奈川県民の皆様のライフプラン作りやより豊かな生活の実現に貢献することを目的に活動するベテランのファイナンシャル・プランナー集団です。

 

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