2022年9月15日 米国中流家庭のように資産1億円をもつために必要なこと (その二)

 今回は、資産運用で、極めて重要といえる「資産配分」についてです。

「米国中流家庭のように資産1億円をもつ」のシリーズ第7弾で、今回以降、つみたて投資で大事なポイントを深堀していきます。

 

今回は、資産運用で、極めて重要といえる「資産配分」についてです。

「米国中流家庭のように資産1億円をもつ」のシリーズ第7弾で、今回以降、つみたて投資で大事なポイントを深堀していきます。 

 

◆ 資産配分=アセットアロケーション

 資産配分は、英語で、アセットアロケーションと言います。資産運用で、頻繁に出てくる言葉で、重要なので、この言葉の意味は、資産をどう配分するかということと頭に入れてください。

 

資産を配分するとは、別の言い方で、分散投資をするということにつながります。

分散投資自体は、大きく分けて、三つの分散を考える必要があります。

    時間の分散(つみたて)

    資産グループの分散(株式、債券、REIT、金などの商品など) 

    場所の分散(国内と先進国、新興国)

 

◆ 4資産分散

 このうち、②と③のうちのメジャーといえる、株式と債券、国内と先進国を組み合わせた四つを基本に据えるのが最初の一歩です。できるだけ投資を簡単にし、複雑に考えないため、そして、それでも必要十分な結果が、超長期ではでるといえますので、多くの場合、それだけを考えればよいといっても過言ではありません。

 1)国内株式

 2)海外株式

 3)国内債券

 4)海外債券

 

 国内最大というだけでなく、世界的にも有数の資産運用規模を誇るのが、私たち、日本国民の公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。

現在のGPIFの資産配分は、まさしく、この4つの資産クラスで構成され、かつ、インデックスで運用される金融商品で運用されています。しかも、わかりやすく、それぞれの資産の割合は均等で、25%ずつです。

 実際に皆さんが自分で運用するときに、その割合を均等でよいのか、どうするかは、よくよく考えるべきことですので、そのことはまたあとで触れるとして、まずは、株式・債券と国内・海外を組み合わせた4資産に分散するという「資産配分」をするということが大切なことであるということで、頭に入れてください。

 

◆ アセットアロケーションで、リスクの度合いが決まる(リターンは?)

 どのような資産を選び、どのような割合にするかということを決めることで、リスク(価格、評価額のブレ)が、ほぼ定まります。また、リターンも8-9割が決まると言われています。そして、どのような個別の銘柄を選ぶかは、大きな影響を与えないとも言われています。

 意外に思われるかもしれませんが、このことを記憶の片隅に、しかし、忘れずにいていただきたいと思います。極めて重要なことですから。

 

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一般社団法人 かながわFP生活相談センター(KFSC)   理事  奥田 健一    CFP®  

KFSCは神奈川県民の皆様のライフプラン作りやより豊かな生活の実現に貢献するこ

とを目的に活動するベテランのファイナンシャル・プランナー集団です。

 

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