2018年2月3日 「住まい選びで失敗したくない」ならやった方がいい3つのこと

 

 メルマガをお読みになっている方には、「家を買うことは決めたけど、物件探しはこれから」、「そもそも購入自体を検討中」と、様々な方がいらっしゃると思います。
でも、共通するのは、「住まい選びで失敗したくない」「買ってから後悔したくない」ということではないでしょうか?

 

「あ〜もっと見てから買えばよかった」「焦って妥協しなければよかった」などと、後々になって後悔する代わりに、60歳、70歳になっても「この家にしてよかった」と言いたいですよね?
そのためには、やっておいた方がいいことが3つあります。

 

それは、
1)希望はできるだけ具体的に書き出す
2)希望に優先順位をつける
3)下見をしながら現実と希望のギャップを埋めていく
この3つの方法について、ご説明しましょう。

 

1)希望はできるだけ具体的に書き出す
中でも大切なのが、一番目の「希望を具体的に書き出す」ことです。
例えば、「広い家に住みたい」と思って見に行っても、間取りによって広さの感じ方は変わりますし、窓の位置=採光によっても、壁の色によっても異なります。

 

ですから、家具を置いた上でフリースペースがどのくらい欲しいか、あれば広いと感じられるのか、窓は2面がいいのか3面がいいのか、できるだけ具体的にイメージし、書いていくこと。
具体的に決まっていないと、下見をしても「イメージと違う」のくり返しになります。

 

リビングは南向きで、入り口に対して横向き。
壁と床はアイボリー。
左側の壁にテレビを配置して、右側の壁には本棚。
柱を逆手にとって壁側に家具を配置し、リビングスペースをたっぷりとる、などなど。

 

頭の中だけでなく、紙に書くことで、希望がよりリアルに近づきます。
例えば「環境がいい」と言っても、静かな住宅街がいいのか、駅前の利便性がいい所がいいのか、子供の学校にちかい場所がいいのか、など。

市区町村によっても環境は異なります。
駅近でも都心から離れているので静か、住宅街でも独身や学生が多くて賑やかなど、一概に、駅近など、条件だけで判断することはできません。
ですから、できれば市区くらいまでの住んでみたい地域を考えておくことをお薦めします。
さらに、物件探しの前にその街の様子を見に行く、住んでいる人の話を聴くなどもよいでしょう。

 

2)希望に優先順位をつける
できるだけ、希望は現実的にし、欲しい条件を書き出したら、その中での優先順位を決めてみましょう。

予算の範囲ですべての希望が叶えられるとは限りませんから、「これは譲れる」「これは絶対に譲れない」ものを区別しておくことが大切です。
あれもこれも…では結局決まらない、ということにもなりかねません。


3)下見をしながら現実と希望のギャップを埋めていく
物件の下見をしながら現実に照らして適宜希望の修正をし、再検討することが大事です。
そうして、自分たちの本当に”住みたい”家、”住める”家を探していくのです。

これが「後悔しない家探しのため」にやった方がいい3つのこと。
希望はリアルに。
優先順位をつけて、予算などにあわせて適宜修正、再検討。
ぜひ、この3つのことを実践してください!

 

一般社団法人 かながわFP生活相談センター(KFSC)   鈴木 茂美  CFP(R)

KFSCは神奈川県民の皆様のライフプラン作りやより豊かな生活の実現に貢献することを目的に活動するベテランのファイナンシャル・プランナー集団です。

 この内容は2017年6月に相鉄不動産販売様のメルマガに掲載された内容を、同社のご了解を頂き掲載しています。

 

【免責事項】
 かながわFP生活相談センター(KFSC)は、当コラムの内容については掲載時点で万全を期しておりますが、正確性・有用性・確実性・安全性その他いかなる保証もいたしません。当コラム執筆後の法律改正等により、内容が法律と異なってしまう場合がございます。どうぞご了承くださいますようお願いいたします。万一、当コラムのご利用により何らかの損害が発生した場合も、当社団法人は何ら責任を負うものではありません。